ポピュラーミュージックの楽曲の盗作騒ぎは昔からなくならないが、基本的には裁判沙汰にならない限りは「騒ぎ」にはならないよね。
ファンの間で話題になるくらいだ。
賠償金目当ての裁判
基本的に訴えられる側の方がビッグでお金持ちだから、賠償金目当てがほとんどだろう。
ビートルズのジョン・レノンやジョージ・ハリスン、レッドツェッペリンのジミー・ペイジ、ビーチボーイズのブライアン・ウイルソン、最近の例ではファレル・ウイリアムズなど
有名で売れているほど訴訟も起こされやすいというわけだ。
日本ではパクリ放題!?
まあ日本においては、洋楽を元にしたところであまり海外のアーティストから訴えられるということはなさそうなので、そのへんは安心してパクれそうだ(笑)
いや、パクるという言葉がよくないので、インスパイアされるとか影響を受ける、としておこう。
有名な例ではキンクスの“Sunny Afternoon”にインスパイアされた”およげたいやきくん”だろう。
子門真人氏もまさかたいやきくんがこんな大ヒットするとは思わなかっただろう(笑)
内心ヒヤヒヤしていたかもしれないね。アルバムFACE TO FACEのジャケットに描かれているおっさんもどことなく子門真人風じゃあないか!
幸いキンクスに訴えられることはなかった(笑)
ヒップホップはどうなる?
参考にするどころか、“サンプリング”という昔のカッコイイレコードの音をそのまま使うという、手法そのものが先人へのリスペクトであるヒップホップカルチャーはどうなるのだ?
盗作だなんてナンセンス
アートや音楽に盗作なんていうイチャモンをつけること自体がナンセンスだと思う。
先人の発見をベースに次の研究、進歩を是としているサイエンスの分野とは雲泥の差だ。
極端な話、もしこれが「万有引力の法則」はニュートンが発見したモノなので、後の人は使わないでね。なんて言いだしたら科学は全く進歩しない。
CDをまるまるコピーして配ったり、海賊版販売、違法ダウンロードのようなアーティストの収益に損失を与えるような違法行為はもちろん別だ。
それは厳しく取り締まらないといけないと思う。
でもジョン・レノンがCome Togetherを書いた事によってチャックベリーのYou Can’t Catch Meが何らかの損失を被ったとはまったく思えない、むしろ宣伝になっただろう。
ちょっとした節回しや進行を参考にされて、それが自分の曲より売れたから「盗作」だなんて言っちゃいけない。
もともと神様から降りてきたものなんだから、誰のものでもないはずだ!(笑)