再点火したな?チャンスをやろう!!
ポルポはパッショーネの幹部の一人であり、組織へ入団する者を面接する役を受け持っている。
しかしポルポ本人は刑務所の中で服役中なので、実際の試験は遠隔スタンドであるブラック・サバスが行うんだね。
その試験というのが、点火したライターを24時間消えないように見守る。
というものだ。
しかし、もし火が消えてしまってライターを再点火しようものなら、遠隔操作スタンドである「ブラック・サバス」が出現し、矢に貫かれることになる。
矢で貫かれた者はどうなるかと言うと、スタンド使いの素質があればスタンド使いとなり、そうでないものは死ぬ・・・
ブラック・サバス自体の能力は影の中を移動できるというものだ。
この矢を任されているポルポは、見た目は超デブでスターウォーズのジャバ・ザ・ハットを思わせるが、組織にとってかなり重要な役割を任されていると言っていいだろう。
しかし、最終的にはジョルノにはめられ、バナナにした拳銃を咥えて自ら命を絶つことになる。
ちなみにポルポ(polpo)はイタリア語でタコという意味だ。
5部の敵キャラ本体の名前は、イタリア語の食材や調味料の名前になっているよ。
悪魔主義のパイオニア、ブラック・サバス
スタンド名の由来はもちろんメタルの帝王オジー・オズボーン率いるブラック・サバスだ!
このバンドは「人を怖がらせる音楽を作る」という明確なコンセプトのもとオジー・オズボーンがメンバーを募集して始まったんだね。
バンド名もホラー映画から取られているし、デビュー・アルバムの「黒い安息日」も13日の金曜日に発売されるという徹底ぶりだ。
オジーはビートルズ、特にジョン・レノンを崇拝していて自身のカバーアルバム「アンダーカヴァー」でもジョンの曲を3曲もカバーしている。
超スローなオジーのインマイライフは心に染みる・・・
ちなみにももいろクローバーZの「黒い週末」という曲はブラック・サバスへのオマージュだそうです。
ポルポが指を食べる理由
作品中、ポルポが突然指を食べだすシーンがあるんだけど、これはスタンド能力とはなんの関係もない。
なぜこのようなシーンがあるのだろう?
それはブラック・サバスのギタリスト、トニー・アイオミは板金工時代に指を切断する事故にあっており、右手の中指と薬指が切断されている。
そのオマージュとして、ポルポの右手の中指と薬指が切断されている幻覚をジョルノが見るというシーンが挿入されているのだろう。
荒木飛呂彦氏の遊び心だね。
それにしても、指が切断されたにもかかわらずギタリストとして成功したトニー・アイオミ・・・すげぇなぁ!!
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