なんどでも言う、クソ食らえだ!
新たに会社や組織に入ると、新人研修と称して
「ビジネスマナー」
という謎のルールを覚えさせられたり、歓迎会などの宴会で先輩から
「酒の席でのルール」
と称する、これまたほとんど意味不明のシキタリを叩き込まれるかもしれない。
結論から言うとほとんどが根拠のない、あったとしても些末な理由による馬鹿げたルールだ。
やれ名刺の渡し方、受け方だの、応接室や車での席の座り方だの、挙げ句の果てにはご丁寧にビールの注ぎ方や乾杯の仕方にまで指示は及ぶ。
瓶ビールをつぐときはラベルを上に?
乾杯は目上の人よりグラスやジョッキを下に?
はぁ?クラブのホステスか飲み屋の兄ちゃんですか?
口だけ番長には気をつけろ!
こういうことを熱心に言ってくるやつの多くは、技術も才能もない口だけ番長みたいなタイプか、ただ組織に長くいるだけのオッサンである。
こういう輩は自分や自分の世代の常識が正しいと信じて疑わず、それを押し付けてくるので注意が必要だ。
まったく始末におえない。
「俺達も若いころ苦労して覚えたから、おまえらもやれ」
っていう老害的思考だ。
時が流れていることをわかっていないので、仕事に関しても先入観で物を言ったり、自分の中の常識を疑うこともしない。
これすなわち進歩もない。
困ったもんだ。
マナーは気持ちだ
確かに半パンにサンダル、Tシャツで颯爽と営業に行くとか、この国の実質公用語(日本の公用語を定めた文書はない)である日本語の使い方があまりにヒドイ・・・
となれば注意を受けても仕方ないが、普段ふつうに生活できている人間であれば、そんなアホみたいなルールなど気にして生きる必要など微塵もないのだ。
食事のマナーにしろ、人間関係のマナーにしろ、大切なのは相手が不快な思いをしないようにするという気配りだ。
「オレはビールをつがれる時は、ラベルが上向きでつがれないと気持ちが悪い!」
なんていうやつがいたら、そんなクソ野郎のいる組織はすぐやめたほうが君のためだと言っておこう。
そんなアホを相手にしてる時間などない。
人生は長いようで短いんだからね。
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