枯山水というボードゲームを知ってるかな?
テレビゲーム、携帯ゲーム全盛の時代、ボードゲームやカードゲームに興じる人は少ないと思うけど
結構パッケージにインパクトあるんで、見たことのある人も多いかも^^
そもそも枯山水ってなに?ってところからなんだけど、枯山水は日本庭園の一様式。
カンタンに説明すると
水を使わずに砂の紋と石だけで自然山水の風景美を表現した庭園
禅の精神にも通じる枯山水は、日本の様式美を象徴するものの一つとして海外でもとても人気がある。
そしてこのボードゲームはこの枯山水様式の庭園を作って、だれが一番美しい庭園を作ることができるかを競うという渋すぎるゲームなんだ(笑)
何をするの?
このゲームは2〜4人用で、
各プレイヤーは自分用の庭園ボードを1枚ずつ持ち、その上に枯山水庭園を構築する。
自分のターンにすることというのは結構イロイロあるんだけど
- 砂紋タイルを一枚引き、それを庭園に配置したり、人に譲ったりする。
- 座禅をして徳をつむ。
- 庭園上の自コマを移動する。
- 石を獲得し、庭園に配置する。
素晴らしい質感の石たち
- 特集能力を持つ作庭家カードを使用する。
1回のターンですべての行動が取れるわけじゃないんだけど、その時出来ることの中からベストと思われる手を重ねていって、最終的に美しい庭園を完成させるわけだ!
勝敗は?
さあ、全員の庭園が砂紋タイルで埋まったら、各プレイヤーの庭園の評価に入ろう!
この庭園の評価システムも非常によくできている。
大きく分けると
- 砂紋のつながりの美しさによる評価
- 石の配置による基本点、ボーナス
- 名庭園ボーナス
などによってその庭園の総合得点が決定し、最も高い得点に達した庭を作庭したプレイヤー(禅僧)が勝者となる。
名庭園ボーナスというのは、実在する枯山水庭園カードに示された通りの配置を行うと非常に高い得点が加算されるんだ。
初めてプレイした時の庭園
ぼくの庭園・・・んーなんかしょぼい(笑)
奥さんの作った庭園・・・
左上の苔に並んで立てられた立石(大)で蓬莱山というボーナスが得られている・・・
どちらが勝ったかは言うまでもないだろう(笑)
このゲームの素晴らしさ
このゲームの本当の素晴らしいところは、ゲームだからもちろん勝負なんだけど、たとえ勝っても負けてもお互いの庭園の美しさを讃え合えるというところなんだ。
ぜひみんなもこの枯山水で日本の美とわびさびの境地を味わって欲しい^^
[amazon asin=”B00RCHUQG2″ kw=”枯山水 新装版”]