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君は地獄なんてないと想像できるか?

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Imagine there’s no heaven

It’s easy if you try

No hell below us…

John Lennon

 

天国や地獄なんてないと想像するのは簡単なことである。

でも、万が一あった時はどうしたらいいんだろう?

ないと思ってたのに、あった。

 

天国ならいい。

思いがけないボーナスみたいなもんだからね。

もしくは、今日はまだ木曜日だと思ってたら、もう金曜日だったみたいな。

 

「なんだ、そのクソどうでもいい話は」

と君は言うかもしれない。

 

待ち給え、もし地獄があったとしたら、ぼく達はほぼ全員地獄行きである。

落ちてからでは遅いのだ。

心の準備をしておかねばならぬ。

 

目次

基礎知識

通常ぼく達が「地獄」と言う時には、八大地獄(八熱地獄)の事を指す。

罪の深さや種類によって、八つの階層に分かれている。

八熱というからには、地獄のように熱いのだろう。

 

八寒地獄というのも存在するらしいので、夏の暑さに弱いトミーとしては、どちらかというと八寒地獄をチョイスしたいところだが、選択の余地があるのかどうかは定かではない。

 

地獄での単位

主に時間と距離の単位であるが、ぼく達が現世で使っている単位とはかなり隔たりがあるので、これも予習が必要だ。

 

まずは時間に関してだが、地獄に落ちた場合、冥界の王である閻魔大王によってオツトメ先と刑期が言い渡されるわけだ。

例えば

等活地獄にて、500年!

の判決が下った場合、この500年というのはぼく達が想定する人間界での500年ではない。

とんでもない差があるので、さっと暗算できるように練習しておくか、桁数の多い電卓を持参して閻魔大王の判決に臨むことをお勧めする。

 

換算方法だが、まず人間界の50年を第一四天王の一日(24時間)とし、その四天王の500年が等活地獄での1日となる。

つまり等活地獄での1日はぼく達が言うところの9,125,000年である。

その単位で500年なので、刑期としては1兆6653億1250万年ということになる・・・

 

次に距離だが、由旬(ゆじゅん)という単位が使用されている。

諸説あり、仏教とヒンズー教でも異なるらしいが、1由旬がだいたいぼく達の7km~10km前後と覚えておけばよいだろう。

由旬で示した地獄の深さ、広さはだいたい図のような感じである。

 

落ち始めてから自由落下速度で落ち続けたとすると、最下層の無間地獄に到達するには2000年かかるらしい。

2000年落ち続ける・・・地獄に到達する前に、想像を絶する地獄があるのだ。

 

等活(とうかつ)地獄

では八大地獄の各階層を見ていこう。

最上層の等活地獄は殺生をしたものが落ちる。

基本的にはどの階層でも獄卒(衆人をいじめる係の人)に様々な形で苦痛を与えられ続けるのだが、各階にはさらに十六の小地獄があり、犯した罪の条件によって、その小部屋に送られることになる。

 

等活地獄にある十六小地獄

  • 闇冥処(あんみょうしょ)
    羊や亀を殺した者が落ちる。その名の通り真っ暗闇で、闇火(あんか)や熱風で罪人を苦しめる。
  • 不喜処(ふきしょ)
    法螺貝を吹くなど、大きな音を立てて驚かせたうえで、鳥獣を殺害した者が落ちる。昼夜を問わず火炎が燃え盛り、熱炎の嘴の鳥、犬、狐に肉や骨の髄まで食われる。

ひどくシチュエーションが細かい・・・

 

黒縄(こくじょう)地獄

殺生のうえに盗みをはたらいたものが落ちる。

刑期は人間界の時間で13兆3225億年。

 

衆合(しゅごう、しゅうごう)地獄

殺生、盗みに加え、邪淫・・・つまり淫らなことを行ったものが落ちる地獄。

刑期は106兆5800億年。もはや想像することもできないくらい長い年月だ。

 

ここの十六小地獄はなかなか面白いが、実際のとこ笑い事ではない。

  • 割刳処(かっこしょ、かちこしょ)
    罪=口を使い、性行為した罪
    罰=口に釘を打って頭から貫通させ、それを急に抜き取り、今度は口から耳へ貫いて抜き取り、ということの連続で苦しめる。また、溶けた赤銅を口から注ぎ込んで内臓を焼く。
  • 脈脈断処(みゃくみゃくだんしょ)
    罪=男性に淫らな性行為を迫った女性の罪
    罰=筒を通して口の中に溶けた銅を流され、「私は今、孤独です」と大声で叫ぶようにうながされる。
  • 一切根滅処(いっさいこんめつしょ)
    罪=女性の肛門を使って性行為を行った者が落ちる。
    罰=獄卒が罪人の口を鉄叉で広げて熱銅を流し込み、耳に白蝋を流し込む。鉄の蟻が罪人の目を喰い、刀の雨が降る。
  • 悪見処(あくけんしょ)
    罪=他人の子供に性的虐待を行った罪
    罰=自分自身の子供が陰部から串刺しになる様子を見せられる。その上で罪人の肛門に熱した銅を注いで肉体的苦痛も与える。

うーん、恐ろしい・・・

アブノーマルな趣味は罪であるということなので、ほどほどにしておこう。

 

・・・とまあこんな感じで最下層の無間地獄まであるわけだが、そこは父母やお坊さんを殺害しなければ落ちることはないようだ。

他の7層は無間地獄に比べれば夢のような幸福であるという。

 

極力下の方の階層には落ちたくないものだが、ぼくはとりあえず地獄なんてないと、想像しておく。

 

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