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ぶっこみジャパニーズ?他国に伝わった自国の文化を正すという傲慢

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「ぶっこみジャパニーズ」というテレビ番組があるらしい。

らしいというのは、ぼくは拝見したことがないからなんだけどね。

 

この番組の趣旨は、海外に伝わっている日本の文化(演歌、相撲、料理など)の間違いを正すために、日本からその道の達人を派遣するというもの。

その達人の正体は隠して訪問するのでドッキリの要素もあり、エンターテイメント番組として人気が高いのはうなずける。

 

第5弾も放送されているということなので結構人気ある番組なのであろう。

 

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ヤラセが問題になっていますが

ニュースのキュレーションなんかで、この番組に出てきたスコットランドの「偽ラーメン屋」への演出というか、ヤラセが問題になっててぼくも読んだんだけど。

 

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もはやテレビ番組がおもしろおかしく視聴者を煽るために演出だとか、ヤラセだとかがあるのはみんな分かった上で観てるわけで、それを特に問題にしようとは思わない。

 

しかもお店側も「エンターテイメント性を高める演出である」として説明を受けて、ラーメンのレシピを教えてもらうことと交換条件でそういう演出を受け入れたわけだしね。

 

逆の立場で考えてみると

他には「偽演歌」を正すとして北島三郎の弟子、大江裕が行ったりして、現地の人がやたら演歌をバカにしてるようなのもあったらしい。(これも大げさな演出だろうけど)

 

ぼくがこれに関して記事を書こうと思ったのは、ヤラセがどうこうじゃなくてこの番組の趣旨自体がとても奇妙なものに思えたからだ。

 

他国に伝わった自国の文化を現地に殴りこんで正す

 

ということを逆の立場で考えてみると、こんな感じだよね。

 

日本で演奏されているロックはなんだか日本語とヘンな英語モドキみたいなのを混ぜて歌ってるのが多いし、発音もおかしいし、全然ノリも悪いんだよね〜
あんなの本当のロックじゃないよ。
ちょっと日本に行って正してやろうぜ!

 

と言って海外からその道のエキスパート、キース・リチャーズとかリアム・ギャラガーなんかがぶっこみに乗り込んでくるわけですよ(笑)
(そんな番組があれば、とても観たいけど)

 

でもこれは逆の立場でいくと、海外でしか放送されていないので、僕たち日本人は基本的に観ることができないってことになっちゃう。

 

ってことはそもそも「間違いを正す気」なんてさらさらなくて、ただおもしろおかしく、要はバカにしてるだけと思われてもしょうがない。

 

節操のない表現こそ規制せよ

まあでも本当にこんな品のない番組を作り続けてて、テレビを見る人が減ったって嘆いても、そらそうでしょうって感じだよね。

 

よくお笑い芸人が自主規制で面白い番組が作れないみたいなことを言ってるけど、こういう節操のない番組を垂れ流さないようにする規制はないのか?って思った大晦日でした。

 

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