ぼくはタバコをやめてもう10年近くになる。
禁煙するつもりのない高額納税者はさておき、禁煙したくても失敗する人は後を絶たないよね。
意志が弱くても禁煙はできる
ぼくは意志が弱いので、何度も禁煙に失敗したクチだ。
禁煙を誓った30分後には吸っていたなんてのはザラだ(笑)
そんなぼくでも苦しむ事なく禁煙ができたのが「禁煙バイブル」という本だった。
その本はタバコの害が書いてあるわけでもなく、ただニコチンの効能が書いてあるだけだったし、吸いたくなったら吸えとすら書いてあったのでビックリしたのを覚えている。
ガマンしての禁煙は無理
人間は意志が弱く、自分に甘い動物なので、ガマンしての禁煙はほぼ不可能だと思っておこう。
ニコチンの効能
タバコに含まれるニコチンの効能は、微かな手足の痙攣だとか、血管の収縮なんだけど、これは人が緊張したり、恐怖を前にした時に現れる症状と同じだ。
時間差攻撃
先に上げた緊張・恐怖の症状というのはニコチンを摂取してすぐには現れない。
ここが大きなポイントで、坂道を登るようにじわじわと症状が現れてくる。
だから僕達の脳はその症状が数十分前に自分が吸ったニコチンによって引き起こされているとは認識しないんだね。
リセット効果
さらにタチの悪いことに、ニコチンを摂取するとその症状は一旦リセットされる!
ここで僕たちの脳は見事にダマされる。
ニコチンを摂取すると、緊張・恐怖の症状がなくなるじゃないか!
そしてまた症状に向かってゆっくりと坂道を登り始めるのである。
タネの分かったマジック
ニコチンにストレスを軽減したり、緊張を和らげる効能はない。また麻薬やアルコールのような中毒性物質でもないらしい。
ただ自分の引き起こした症状のリセットを繰り返しているだけである。
これを知ったぼくはパッタリとタバコをやめてしまった。
タネ・仕掛けのわかったマジックを見ても驚かないようなものだよね。
ガマンによる禁煙に何度も失敗している人は是非読んで欲しい。
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